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「被災地で外国人犯罪が頻発している」は、本当に「デマ」なのか?なぜか「5年」も経過してから調査する謎の外国人!

 

何か、この記事は、あやしい感じがする。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170116-00000005-khks-soci

<外国人犯罪デマ>被災地半数聞き86%信じる
河北新報 1/16(月) 10:22配信

 東日本大震災直後に宮城県内で流れた「被災地で外国人犯罪が頻発している」というデマを聞いた台市民の8割以上事実と信じたとする調査結果を、郭基煥(カクキカン)東北学院大教授(共生社会論)がまとめた。宮城県警によると当時外国人犯罪増えた事実ない。会員制交流サイト(SNS)の普及で真偽不明の情報が拡散しやすい状況と、大災害直後の特殊な心理状態が背景にあったとみられる。

(他の記事へのリンクを省略)

 調査昨年9~10月、被災した仙台市青葉宮城野若林各区に住む日本国籍の20~69歳、計2100人を対象に実施。質問を郵送し770人から回答を得た。回収率は36.7%。

 

 回答者全体の51.6%が「被災地で外国人の犯罪があるといううわさを聞いた」と答えた。そのうち信じた人は86.2%に上った。年齢や性別で大きな差はなかった。外国人犯罪を「確かに見た」と答えた人は0.4%、「そうだと思われる現場を見た」は1.9%とごくわずかだった。

 

 情報源(複数回答)は「家族や地元住民」が68.0%と口コミが最も多く、次いで「インターネット」が42.9%。うわさとなった犯罪(同)は「略奪、窃盗」97.0%、「遺体損壊」28.0%の順だった。

 

 当時はSNSで「被災地で外国人窃盗団が横行している」「外国人が遺体から金品を盗んでいる」といったデマが飛び交い、被災者の間でささやかれた。

 

 宮城県警はうわさが事実ではないと確認。流言を否定するチラシを避難所に配り、治安は保たれていることを強調した。ウェブサイトでは「2011年3月12~21日の重要犯罪は4件で、10年同期の7件と比べて多くない」と説明した。

 

 県警によると、県内の刑法犯罪の摘発者に占める外国人の割合は、震災のあった11年1.5%震災前の10年、翌年の12年共に1.3%だった。刑事総務課の天野英克管理官は「11年が特別に増えたとは言えない」と話す。

 

 1923年の関東大震災では「朝鮮人が暴徒化した」というデマが広がり、朝鮮人や中国人の虐殺につながった。昨年4月の熊本地震では、熊本市動植物園からライオンが逃げ出したとのデマを流した男が偽計業務妨害容疑で逮捕された。

 

 宮城県警生活安全企画課の金野聡課長補佐は「当時は一つ一つ打ち消すしかなかった。災害時には必ず(デマが)出るとみて丁寧な広報に努めたい」と話す。

 

 郭教授は「非常時には常にデマが出回るが、実際に犯罪はほとんどない。次の大規模災害に備え、デマ対策を災害教育に位置付けるべきだ」と提言する。

 ※ 赤字・太字は、管理人による。

 

まず、この記事に登場する教授について。

 

東北学院大学のホームページから。

http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/faculty/economics/society/staff/message.html#kaku

他人への優しさに基づいた知性を磨いてください
共生社会概論担当
郭 基煥 教授


私は韓国にルーツを持ちつつも、日本で生まれて育った、いわゆる「在日三世」です (私は韓国というルーツも日本で生まれ育ったという事実も共に同じくらいに大事にしたいと考えています)。 専門は社会学です。差別問題、その中でも民族差別の問題に関心をもっています。
私が皆さんに期待したいのは、他人への優しさに基づいた知性を磨くことです。 「もしかしたら自分は知らないうちに他人を傷つけたり、他人の自由やプライド、権利を損なっていないだろうか。もしかすると自分が属している社会の法や常識は、特定の他者には冷酷で、場合によっては苦境に陥らせるものなのではないだろうか」。 そうしたことを問い、感じるための倫理的な感性と、その感性に基づいて社会を分析する力、さらに問題の解決策を見いだす創造力――。
大学生活を通して、それらを身につけてほしいというのが私の願いです。

 

☆☆☆

 

今回の記事には、疑問点がかなりある。

 

1つずつ挙げていく。

 

①なぜ、5年以上も経過した昨年の9月に調査しているのか?

 

5年もたてば、忘れてしまうことも多い。特に、当時は、大震災という混乱していた時だ。もはや、細かいことなど、訳が分からなくなっている。

 

②記事中で、「2011年3月12~21日の重要犯罪は4件で、10年同期の7件と比べて多くない」とある。

 

重要犯罪とは、「殺人、強盗、放火、強姦、略取・誘拐及び強制わいせつ」のこと。

 

この中に、大震災の時ありがちだったと思われる「窃盗」や「占有離脱物横領」などは、含まれていない。

 

なぜ、わざわざ「重要犯罪」限定しているのか?

 

③記事中に、「県警によると、県内の刑法犯罪の摘発者に占める外国人の割合は、震災のあった11年1.5%震災前の10年、翌年の12年共に1.3%だった。刑事総務課の天野英克管理官は「11年が特別に増えたとは言えない」と話す。」とある。

 

震災のあった11年は、その前後の年より、外国人「摘発者」に限って言えば、0・2%、増えているのだ

 

刑事総務課の管理官は、「特別に」増えたとは言えない、としているが、端的に言う「増えている」のだ。

 

増えているのだから、全然、デマではないのだが・・・(笑)

 

④それから、大震災の時期は、みんな大混乱していた。警察も忙しい。小さい犯罪は、そもそも通報すること自体、「こんな小さなことで」と気が引けるし、警察も、通報があったとしても、対応が難しいと思われる。

 

そんな状況なのに、「外国人犯罪が増えていない」と断言できるのか?

 

調査に回答があった人数は、770人だけだ。

 

仙台市の人口は、約100万人である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%8F%B0%E5%B8%82#.E8.A1.8C.E6.94.BF.E5.8C.BA

 

⑤平成23(2011)年の大震災の「特徴」は、「放射能」が絡んでいたことだ。これにおびえた多くの外国人たちが、日本を離れ、帰国している。

 

適切な資料ではないと思うが、平成23年から24年にかけての帰化「申請」者数について。

http://www.moj.go.jp/content/001180510.pdf

 

帰化「申請」者が、激減しているのが分かる。

 

これは、帰化申請者や、帰化申請をしようと思っていた人が、日本を長期間出国したからと考えられている。

 

帰化の条件として、一定期間、日本に住んでいなければならないが、その条件を満たせなくなったためだ。

 

この時、多くの中国人などは、勤務先に何も告げず帰国し、勤務先大迷惑をかけた事案続出している。

 

そうすると、この時期、外国人が「ある程度」減ったのだから、それほど外国人犯罪が増えなかったのかもしれない。

 

☆☆☆

 

などなど、考え出せばキリがないので、この辺で止めておく。

 

なんとなく、適当な調査しかしてなさそうな記事だったので、反論をしてみた次第である。

 

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