【その2】ドイツの大失敗!「人道主義」難民政策。メルケル首相の人気も凋落

  

ドイツの難民政策について、昨日の記事の続き。

 

昨日の記事。 

www.imin-nanmin-gaikokujin.com

 

※ 以下、全ての記事の赤字・太字は、管理人による。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161218-00515787-shincho-int

ドイツで台頭の“右派ポピュリスト”政党AfD  難民数の上限を主張

デイリー新潮 12/18(日) 8:00配信

 

■人道主義でヤケドしたドイツ 「メルケル首相」の暗いクリスマス(2)

 
  難民無制限受け入れを呼びかけ、一時喝采を浴びたドイツメルケル首相。ドイツ国民もまた難民援助に懸命となり、「難民の数の上限を決めるべき」といった声「反人道的」として切り捨てられた――。ドイツ在住の作家・川口マーン惠美氏が、かの国の現状をレポートする。

 

  ***

 

 そのドイツ人の高揚を見ながら、私は東西ドイツの統一を思った。知らない人々が抱き合い、涙を流して統一を喜んだ日々。感動は、しかし長くは続かず半年も経たないうち東西の反目始まったその確執は、26年経った今まだ尾を引いている

 

  難民受け入れ高揚も、4カ月足らずパタリと冷めた。決定的だったのが、大晦日のケルンでの事件。皆でニューイヤーを祝うはずだった場所で、“北アフリカ風の”若い男性による大規模な婦女暴行事件が起こり、被害届700件超えた。しかも、当局事件すぐに発表せずメディア正確に伝えなかったことがわかり、国民怒った。「当局は誰を守りたいのか!?」と。

 

  以後、それまで封じ込められていた声ようやく表出始めた難民収容所ひっきりなしに起こっている様々な暴行事件報道されるようになった。自ずと、これまで難民数の上限設置を主張してきた政党注目を浴び始めた。

 

■「右派ポピュリスト」の枕詞

 

 CDU(キリスト教民主同盟)の難民政策への批判の急先鋒は、2013年にできた新党AfD(ドイツのための選択肢)である。これまでメルケル氏は、自分の政策には「他に選択肢がない」表現することが多かったこの党名それに対する挑戦でもある。

 

  当然のことながら、AfDに対して、既成政党攻撃凄まじい。すべての党が超党派でスクラムを組み、AfDとそのシンパをなりふり構わず批判している。AfDは反移民を標榜する国家主義者の集まり民主主義の破壊を目論む危険政党……。ほとんどナチの再来である。

 

  AfD攻撃大手メディア同じで、ニュースではAfDの党名の前には必ず右派ポピュリストという枕詞がつく(以前は“極右”という枕詞もあったが、さすがにそれは消えた)。ポピュリストというのは、大衆に迎合し、大衆を悪い道に導くという意味で使われる。ちなみに、米大統領選でのトランプ報道似ていてある意味、興味深い

 

  しかし、考えてもみてほしい。89万人の難民ほとんどは、ドイツ語を解さないイスラム教徒若い男性だ。今では乱闘事件後を絶たない。それに対する国民の漠とした不安は、反民主主義人種差別とは無関係ではないか。しかもAfDは、難民を受け入れるなとは言っていない秩序だった受け入れ要求しているだけだ。それをしなかったがために、今、国民の間に不安が広がっているというのが、彼らの主張だ。

 

リベラル連中の「レッテル貼り」は、世界共通のようだ。

 

相手を貶める「レッテル貼り」により、「言論封鎖」や「言論統制」を行うのは、卑怯な手段だ。

 

堂々と、議論をすればいいだけ。

 

続き。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161218-00515787-shincho-int&p=2

■EU各国の本心は…

 

 とはいえ、政府ももちろん手を拱(こまぬ)いていたわけではない。メルケル氏も長らく東奔西走しているが、何をするにもEU同意取り付けられない。ハンガリーをはじめ、バルカンルートの国々が国境を閉じ始めていることはすでに書いた(人道主義でヤケドしたドイツ 「メルケル首相」の暗いクリスマス(1)を参照)。おかげで今年はドイツに来る難民の数も激減する見込み(30万人前後)だが、その代わり、難民は再び危険な地中海ルート回帰している。今年の地中海での溺死者はわかっているだけでもすでに4200人(国境なき医師団による)。イタリアやギリシャの状況はますます絶望的だ。しかし、そこに溜まっている難民の一部をEU各国が手分けして引き受けようというドイツの提案は、皆が賛成したものの、実行されない心の中では皆、「これ以上難民はごめん。勝手に呼び込んだドイツが引き取れば良い」と思っているのだろう

 

  一方、トルコに頼んで、難民が海に乗り出さないよう監視してもらう案膠着したまま。元々“臭いものに蓋”的で評判が悪かった案だが、現在、完全に暗礁に乗り上げてしまった。エルドアン大統領が断行している粛清のせいで、トルコEU関係極度に悪化しているからだ。

 

  そんな中、AfD躍進止まらない。9月、メルケル氏のお膝元、メクレンブルク=フォーポンメルンの州議会選挙では、CDUを押しのけて第2党に。2週間後のベルリン市議会選挙(州扱い)でも大躍進し、すでに16のうち10州の議会で議席を獲得した。AfDは連立相手がいないので、今のところ与党にはなれないが存在感は強まっている。ベルリンの選挙での惨敗の後メルケル首相初めて自身の難民政策失敗認めた。ただし、難民数上限設けることは、いまだに断固拒否している。

 

  ***

 

 人道主義でヤケドしたドイツ 「メルケル首相」の暗いクリスマス(3)へつづく

 

特別読物「人道主義でヤケドしたドイツ『メルケル首相』の暗いクリスマス」――川口マーン惠美(作家)より

 

川口マーン惠美(かわぐちマーンえみ)
 大阪生まれ。シュトゥットガルト国立音楽大学大学院卒、拓大日本文化研究所客員教授。著書に『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』ほか多数

 「週刊新潮」2016年12月15日号 掲載

新潮社

 

メルケル首相は、難民政策の失敗は認めつつも、難民の受け入れの上限を定めることは、断固拒否・・・。 

 

う~ん、よく分からない(笑)

 

もはや、引っ込みがつかないのだろうか?

 

メルケル首相の難民受け入れは、「人道的」な面はもちろんあるだろうが、どちらかというと、安い労働力の確保と、内需の拡大を目論んでいたと思う。

 

ある程度、達成できているのではないか?

 

それとも、まだ、足りないと思っているのだろうか。

 

いずれにせよ、経済が多少上向きになるかもしれないが、「社会的コスト」は、甚大だろう。

 

すでに、女性の人権侵害という「社会的コスト」は、すごい勢いで払わされている。

 

ドイツ人の選択だから、日本人である管理人は構わないが・・・。

 

まあ、「普通」ではない。

 

こういうものは、大抵、後で大きな「ひずみ」が発生する。

 

「ドイツを見習え」と、これまでよく聞いてきた言葉だが、ハッキリ言って、「ドイツを見習っては絶対にいけない!」と言いたい。 

ドイツリスク?「夢見る政治」が引き起こす混乱? (光文社新書)

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